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中国名を採用する欧米企業に追加情報

愛知県のChrisさんから「中国名を採用する欧米企業」の回のポッドキャストに対して追加情報を頂きました。

Chrisさんは、英語、中国語が堪能な中部地方を中心に企業のあらゆる支援活動を行っておられる方です。


彼は、中国への企業進出支援など語学とこれまでの経験を活かして懸け橋という立場で活用されておられます。

以下、Chris さんからのメール内容をご紹介します。



Mattさん

「愛知県のChris」です。

中国名を採用する欧米企業  Western firms adopt Chinese names
http://www.wisdomsq.com/contents/bepod/20171220.html

について、いちリスナーとしてコメントします。
マクドナルドがGoldenArchesになったという話、Googleの親会社がAlphabetになりました、
という記事にも通じるものがありますね。(余談)

もともと麦当労という中国名は 香港(香港マクドナルドは1975~、大陸は1990年代に営業開始)でつけられたものであり、 その際の広東語の発音が、無理やりカタカナで書きますと、 「マッ(ク)ドーロー」(実際にはクは発音しません) となる為、 Mcdonaldsにとても近いので採用されたのではないかと思います。 マンダリンの発音「マイダンラオ」に比べると近さが際立ちます。

大陸市民の発音や意味上の違和感の原因はここにあります。

このような例は香港発のドラッグストアWatson'sにも当てはまり、 もともと広東語で屈臣氏「ワッ(ト)ソンシー」と呼ばれていたものが、 マンダリンで「チューチェンシー」となって、 中国大陸の人は、 英語名とのつながりが分からないまま「チューチェンシー」と呼ばれ続けています。

80年代までの海外製品は大陸より香港上陸が先なため、 広東語発音(粤音)でつけられた例が多いです。

中国語の方言はもはや外国語というよい例ですね。

ご参考まで。