ビズジェネカンファレンスに参加
2013年11月26日
本日は六本木で行われたビズジェネ・カンファレンスに参加しました。ビズジェネとはBusiness Generationというビジネスモデルを9個のブロックに分けて考察するBusiness Model Campusを使ったツールの事。 これは数ヶ月前にこのブログでも少しだけ触れたことがあったと思います。 本日は、Business Model Generationを著したAlex Osterwalder氏が90分程度のプレゼンを行い前後にパネルディスカッションを置くという進行で進められました。 Osterwalder氏の英語は非常に明瞭で分かり易かったです。 このBusiness Moedel Campusは簡単にまとめると以下の通りになります。 ビジネスの顧客は誰なのか? ビジネスの特異性、特徴は何か? そしてこの二つはどのようにつながっているのか? (ネットなのか?リアルなのか?) サービスはどのように届けるのか? ここまでがキャンパスに描く右側の部分。 左側は、ビジネスを行う上で必要なリソース、協力者は誰かなどを問います。 キャンパス下段には、コストと収益がそれぞれ対になって置かれています。 Alexは、スイスのコーヒーメーカーであるネスレを例に上げてこのキャンパスを説明していきました。 ネスレが、ジョージクルーニーをCMに起用しているあのコーヒーメーカーを代理店を通して各家庭に卸して、その上でRefillのポッドを販売することで利益を確保するというモデルです。 最初に売る機械からは、ネスレはほとんど利益が出ないようです。機械の製造元にそのままキャッシュが流れるだけなようです。 彼らの収益はあくまでもrefillを売ることなのです。 キャンパスで言えば、コーヒーを飲みたい顧客に機械をおろすことでrefillの販売ルートは出来上がるわけです。 左側のpartnerは、マシーンを製造する工場や、refillを製造する工場などになり、そこがコストになります。 これまでコーヒーのみを販売しようとしてきたネスレがビジネスモデルを変えたと言えます。 ネスレのおかげでスイスでのコーヒー消費量はなんと600%になったというから驚きです。 以上が本日のご報告です。