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デザイン型人材の必要性

デザイン型の人材が求められていると聞く。 どのような人材を指しているんだろうか? その前に、ITバブルが崩壊し、サブプライム・リーマンショックで世界は100年の不況に突入した。 しかしその中で収益を拡大している企業はある。 Appleがその筆頭にある。 彼らが一般の企業と何が違うのだろうか? もちろん、スティーブ・ジョブスというカリスマが創設し、彼がCEOを降りたことが心配されるような影響力を持っているのは事実。しかし、それにもましてAppleが製品を開発する際には社会価値を生み出そうとの発想から開発を行うというスタンスが他の企業とは格段に差があるように思える。 通常は収益の追求、企業価値を高めるなどを求めるものだが、彼らはむしろ社会の課題を解決するために製品を開発するという一環した立場を貫いている。 これまでの技術革新には、もしかするとこれまでの常識が通じなくなりつつあるのかもしれない。 そこでデザイン型人材についてである。 これは先日知人から聞いた概念で、私もはじめて聞いた言葉だった。どのような人材をデザイン型と呼ぶかというと、一言で言えば「バランスとコーディネイトの力に長けていて、技術系、営業系のどちらの知識をある程度持ち合わせている人材」ということになる。 これまでは、システム部はシステム開発のみ、営業は営業、企画は企画とそれぞれが独立して開発を行ってきた。営業とシステムでは双方の思惑にギャップが生じて摩擦がおこることもしばしば見られた。 しかし、それでも開発をすることが可能であった。 ただ、今後はシステムと営業、その他関係部署のコーディネイトを行い、バランスをとっていく人材つまりデザイン型人材こそが、今後の企業の明暗を左右することになる、とは友人の言葉だ。 確かに、すべてを一元的に見られる人間が中心になれば、開発のスピードは格段に上がるだろうし、客観的に組織を俯瞰できる。 デザイン型人材は、何も製品を開発する企業に限って必要になるのではなく、あらゆる分野で今後その存在の価値が高まってくるのではと考える。しばらくするとこの言葉も流布して我々の耳にも頻繁に聞こえてくるのだろう。