リバースギアを入れた中央銀行によるイージーマネーの終焉 End of easy money with central banks in reverse gear
今回の記事は「リバースギアを入れた中央銀行によるイージーマネーの終焉」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。
今回のポッドキャストです。お聴き下さい。
本日のSentence
If it continues to buy assets, the yen could fall more and prices rise.
日銀が資産を買い続ければ、円はさらに下落し、物価は上昇する可能性がある。
ボキャブラリー
resurgent | adj | 再起の、復帰の |
---|---|---|
quantitative | adj | 定量的な、量で量られる |
disruption | noun | 何か、特にシステム、プロセス、またはイベントが、通常通りまたは期待通りに継続することを妨げる行為 |
portfolio | noun | 個人または銀行などの金融機関が保有する金融資産の一覧表 |
contrary to | other | ~に反して |
日本語訳
最初のパンデミックの波から2021年までの間に、G7諸国はバランスシートに8兆ドルを追加し、そのうち2.8兆ドルは2021年にもたらされたものである。当時は「イージー・マネー」の時代で、各国政府は特別な支援策を配り、中央銀行は量的緩和策を講じて、低迷する経済の押上げを図った。しかし、戦争、中国でのロックダウン、インフレの危険性によって、すべてが変わってしまった。ブルームバーグ・エコノミクスによると、G7諸国のバランスシートは年末までに4100億ドル減少するという。
ウォールストリート・ジャーナルによると、FRBは9兆ドルのバランスシートを2017年よりも早く縮小させる可能性が高い。1年で、1兆ドルの経済的損失が発生する可能性がある。金利は2022年末までに250ベーシスポイント上昇すると予想される。
他の中央銀行も再投資していない。カナダ銀行は新規の資産購入をやめることを決め、2024年までに国債の保有額が40%減少すると予想している。BOEはすでに再投資を減らしており、5月に利上げを行う可能性が高い。ECBのポートフォリオも今後1年間で減少する可能性が高い。
世界的なトレンドに反して、日本銀行は資産買入を継続することを選択し、円は今年11%下落し、対ドルでは20年ぶりの安値となった。世界的なインフレ圧力は、日銀を箱の中に押し込めるかもしれない。日銀が資産を買い続ければ、円はさらに下落し、物価は上昇する可能性がある。
金融界にとっては正念場だ。今回は2017年とは異なり、ウクライナ危機によるサプライチェーンの混乱、インフレ率の上昇、中国での疫病の再流行などを理由に、他のいくつかの中央銀行が新規投資を見送ったのだ。
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