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  1日5分ビジネス英語

11月の中間選挙で何が変わる?トランプ大統領と議会の力関係 The 2026 Midterms: How Much Power Will Trump Have After November?

今回のエピソードでは、2026年11月のアメリカ中間選挙に焦点を当て、トランプ政権の今後と連邦議会の力関係のシナリオを読み解きます。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 日本語訳

アメリカでは4年ごとに大統領選挙が行われます。その2年後、有権者は再び投票所に足を運び、中間選挙で一票を投じます。この選挙によって、首都ワシントンの力関係が大きく変わる可能性があります。

2026年の中間選挙は11月3日に行われます。有権者は下院の全435議席と、上院の100議席のうち35議席を選ぶほか、州や地方の多くの公職者も選出します。現在、上下両院で多数派を占めているのは共和党です。上院では共和党が53議席、民主党が45議席を持ち、さらに無所属の上院議員2人が民主党の会派に加わっています。下院では共和党の過半数はわずかな差で成り立っているため、少数の議席が入れ替わるだけで、民主党が多数派になる可能性があります。

大統領の権限は無制限ではありません。連邦議会は連邦法を制定し、政府支出を決める権限を持ち、行政部門を調査することもできます。大統領は議会が可決した法案に拒否権を行使できますが、上下両院がそれぞれ3分の2の賛成で再可決すれば、その拒否権を覆すことができます。

では、11月の選挙で民主党が上院か下院、あるいはその両方で多数派を獲得した場合、何が変わるのでしょうか。

民主党が下院で多数派となり、共和党が上院の多数派を維持すれば、上下両院で多数派の政党が異なる「ねじれ」の状態になります。民主党は下院の各委員会の運営を主導し、政権に対する調査を行えるようになります。また、反対する法案の成立を阻止することもできます。

逆の組み合わせもあり得ます。民主党が上院で多数派となり、共和党が下院の多数派を維持する場合です。民主党が主導する上院では、トランプ大統領が指名する連邦裁判官や、上院の承認を必要とする政府高官ポストの候補者について、承認するかどうかを判断することになります。

民主党が両院で多数派となれば、議会で何を審議するかについて、はるかに強い主導権を持つことになります。どの法案を採決にかけるかを大きく左右し、主要な委員会を主導し、調査を行い、連邦政府の支出を決めるうえでも重要な役割を果たせます。

しかし、民主党が両院の多数派を獲得しても、それだけでトランプ氏が大統領の座を失うわけではありません。法案への拒否権を含め、大統領としての行政権限は引き続き保持します。議会は、トランプ氏が政策案を法律として成立させることを、はるかに難しくすることはできます。ただし、所属政党が選挙で敗れたからといって、大統領の権限が自動的に失われるわけではありません。

だからこそ、2026年の選挙は、どちらの政党が全国でより多くの票を集めるかという問題だけでは捉えられません。重要なのは、その票が上下それぞれの院で、どのように議席の獲得につながるかです。わずかな数の接戦の結果が、その後2年間のアメリカの進路を左右する一因となり得ます。上院では、そうした接戦の結果によって、トランプ氏が指名する人事候補がどれほど承認を得やすくなるかも変わってくる可能性があります。

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