「ウシガエル」、AIと共に空中の脅威と戦う Bullfrog: Fighting Aerial Threats with AI

2024年12月27日

今回の記事は「「ウシガエル」、AIと共に空中の脅威と戦う」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

本日のSentence

Now, over 25 years later, a fully autonomous robotic machine gun named Bullfrog is ready to take down dangerous drones with great accuracy.

それから25年以上経った今、Bullfrog / ウシガエルと名付けられた完全自律型のロボットマシンガンは、優れた精度で危険なドローンを撃墜する準備ができている。

ボキャブラリー

Accuracy	noun	正しい、正確であるという性質や状態
Mount	verb	（物体を）使用位置に置く、または固定する
Operate	verb	（機械、プロセス、システムの）指定された方法で機能する
Affordable	adj	手頃な価格である
Lock onto	phrasal verb	目標を正確に狙う

日本語訳

数ヶ月前に紹介した、『ザ・シンプソンズ』シリーズが今日起きている多くのことを予言していた、という記事を覚えている読者も多いだろう。1997年のエピソードで、同番組は「この先、戦闘のほとんどは小型ロボットが行うようになる。」と語っていた。それから25年以上経った今、Bullfrog / ウシガエルと名付けられた完全自律型のロボットマシンガンは、優れた精度で危険なドローンを撃墜する準備ができている。

未来の戦闘では、『ザ・シンプソンズ』が予言したように、小型ロボットが活躍するかもしれない。小型で手頃な価格のドローンがターゲットに向かって飛行しているところをトラックに搭載されたウシガエルが自動的にドローンにロックオンして撃ち落とすのだ。

ウシガエルはアレン・コントロール・システムズ社（ACS）によって開発され、『ワイアード』によれば、米軍初の完全自律型兵器である。重量は400ポンド以下と小型で、巨大なファランクスCIWSのような他の対ドローンシステムよりもはるかに軽く、運用コストも安い。ウシガエルを作動させるのに必要なのは、わずか数発の7.62ミリ弾のみである。

ウシガエルの最大の利点は、人間の手を借りずに完全に単独で動作することだ。特殊なセンサー、AI、コンピューター・ビジョンを使って、人間よりも高い精度でドローンを撃ち落とすことができる。米国防総省が8月に行ったテストでは、その有効性が示された。

ウシガエルは、紛争でドローンが広く使用されている時に登場した。現在進行中のロシアとウクライナの戦争で見られるように、こうした小型のドローンは深刻な被害をもたらす。ウシガエルのような防衛システムは、効率的かつ運用コストも手頃だ。ACSの共同設立者でCEOのスティーブ・シモーニは、将来的にはドローンとウシガエルのようなロボットが互いに戦い、マシンガンを持った人間は必要なくなるかもしれないとさえ示唆している。