インドネシア閣僚が軍隊式訓練に参加 Military Discipline for Indonesian Ministers

今回の記事は「インドネシア閣僚が軍隊式訓練に参加」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

These were not new soldiers. Instead, they were politicians, former military officers, and religious leaders – all ministers in President Prabowo Subianto’s new government.

彼らは新兵ではなかった。代わりに、政治家、元軍人、宗教指導者たち、つまりプラボウォ・スビアント大統領の新政権の閣僚たちだった。

 ボキャブラリー

 日本語訳

10月25日、100人近い男と数人の女がジャワ山中の軍事キャンプに整列した。それから数日間、彼らは軍服を着て行進し、運動をし、テントで寝た。彼らは新兵ではなかった。代わりに、政治家、元軍人、宗教指導者たち、つまりプラボウォ・スビアント大統領の新政権の閣僚たちだった。

スハルトは彼らに向かってこう言った。政府は単独で動くことはできない。

しかし、外から見ていた一部の人々にとっては、これは民主的な政府のスタートとしては異例のことだった。

プラボウォはかつてこの国の特殊部隊のリーダーで、1990年代には独裁者スハルトの下で働いていた。最近の選挙では、民主主義への支持を示すために私服を着用した。しかし、彼が閣僚たちに軍事訓練を行うよう求めたとき、人々は彼が本当に過去を捨てているのか疑問に思った。

人権団体は、プラボウォとその盟友であるスジャフリー・スジャムソエディン国防相が、世界第3位の民主国家であるインドネシアで軍事支配を強めるのではないかと懸念している。スジャムソエディンはまた、スハルト時代の人権侵害の過去を持っている。

エコノミスト』誌によれば、軍事力の兆候は他にもある。その一例が、プラボウォの経済政策を批判していたトーマス・レンボンが2015年に古い罪で逮捕されたことだ。

かつてプラボウォは、民主主義をインドネシアにはそぐわない西洋の考えだと言って非常に批判的だった。現在、彼は私服に身を包みながら選挙で選ばれた政府を率いている。

彼はまた、スマートで慎重なリーダーとしても知られている。この手腕が試されるのは、彼が中国とアメリカを訪問したときだろう。エコノミスト』誌が訊ねたように、彼は習近平とドナルド・トランプのどちらと親しくなることを選ぶのだろうか？