米大統領討論会2.0：どっちが勝った？ US Presidential Debate 2.0: Who Won?

2024年9月20日

今回の記事は「米大統領討論会2.0：どっちが勝った？」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

本日のSentence

With this situation, Trump and Harris met for their first debate on September 11 at the ABC News studios.

そんな中、トランプとハリスは9月11日、ABCニュースのスタジオで初の討論会に臨んだ。

ボキャブラリー

Opportunity	noun	何かを可能にする一連の状況
Blame	verb	誰かや何かが悪い出来事の原因であると非難する
Appoint	verb	仕事や役割を割り当てる
Frustrate	verb	通常、何かを変えたり達成したりすることができなかった結果として、（誰かに）動揺やいらだちを感じさせる
Outperform	verb	～を上回るパフォーマンスを発揮する

日本語訳

6月に行われた大統領選の第1回討論会で、ジョー・バイデンはスピーチに苦労し、ドナルド・トランプは饒舌だった。結果、ジョー・バイデンは選挙戦からの離脱を決めた。民主党はその後、カマラ・ハリス副大統領を代わりに出馬させた。それ以来、民主党のキャンペーンは強力さを増している。現在、世論調査によれば、トランプとハリスは接戦を繰り広げており、11月の選挙を非常にエキサイティングなものにしている。

そんな中、トランプとハリスは9月11日、ABCニュースのスタジオで初の討論会に臨んだ。選挙前の唯一の討論会でもある。討論会前、トランプがもう一度相手を痛烈に批判することを予想した人は多かった。一方で、90分の対決の間、ハリスがトランプを上回るだろうと考える人も多くいた。

では、討論会の主なトピックを振り返ろう。経済、移民、中絶についてだ。

ハリスは、中流階級のアメリカ人が成長し成功するための「機会経済」計画について語った。一方、トランプは、自分が大統領だったころの方が経済はよかったと語った。

ドナルド・トランプは移民について語ることが多い。討論会では、何百万人もの不法移民（同氏によれば、その多くが犯罪を犯している）を入国させていると現政権を非難した。ハリスは、国境のパトロールを増やすことができる法案を議会で却下したたのはトランプだと答えた。

中絶の話題も激しく議論された。トランプは、中絶の権利を制限することを支持し、全米で中絶を合法とした1973年の最高裁の有名な判決、「ロー対ウェイド事件」に異議を唱える裁判官を任命したいと述べた。しかしハリスは、中絶の権利を守り、中絶を難しくする法律を止めさせたいと考えている。

討論会の翌日、世界中のニュースメディアがトランプとハリスのパフォーマンスを検証し、どちらが勝ったかを議論し始めた。BBC、CNN、ワシントン・ポスト、討論会を主催したABCニュースなどの主要なニュースソースは、カマラ・ハリスの方が良いパフォーマンスをしたと伝えた。ウォール・ストリート・ジャーナル紙でさえ、「Trump Debate Performance Frustrates Republicans / トランプのディベート、共和党支持者を苛立たせる」という見出しをつけた。

しかし、ハリスの討論会の成功は、未決定有権者の心を変え、彼女の選挙勝利をもたらすことになるのだろうか？結果は約1ヵ月後のお楽しみだ！