老舗企業 Long-Haul Businesses

今回の記事は「老舗企業」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

In our fast-paced business world, it's tough for new companies to last.

ハイペースで変化する現代のビジネス界では、新しい企業が長く生き残るのは容易ではありません。

 ボキャブラリー

 日本語訳

ハイペースで変化する現代のビジネス界では、新しい企業が長く生き残るのは容易ではありません。S&P 500に名を連ねる企業の存続期間は平均して約20年で、40年から50年存続しているのはトップ企業だけです。しかし、何百年も続いているうえに、現代でも成功を収めている会社もあります。

世界に目を向ければ、そうした長寿のビジネスはたくさんあります。たとえば、578年に設立された金剛組は、世界で最も古い会社で、古い建物の修復事業で知られています。四天王寺の建立が最初の事業でした。同社は2006年に高松コンストラクション・グループに買収されたものの、現在でも事業の80％を寺院が占めています。

食とホスピタリティはいつも身近であり、ゆえに、多くの老舗企業がホテルやレストランであることは驚くべきことではありません。例えば、ロンドン近郊にあるオールド・ベルホテルは1135年から旅行者にサービスを提供しており、多くの有名人も迎えてきました。オーストリアにある聖ペーター修道院のレストランは、それよりもさらに古く、803年から存在しています。

フィレンツェには、1542年からあるサンタ・マリア・ノヴェッラがあり、世界で最も古い薬局の一つとされています。とはいっても、薬よりも香水で有名です。近年では、イタリアの主要都市すべてに店舗を構え、世界にも75か所の店舗を展開しています。

1800年代を見ると、1818年に小さな衣料品店として始まったブルックス・ブラザーズがあります。後に既製スーツやカジュアルウェアで知られるようになりました。また、ニューヨークガスライト社、現在のコンソリデーテッド・エジソンは、ニューヨーク証券取引所に上場する最古の会社で、ニューヨーク市とその郊外に電力を供給しています。

ブルームバーグが指摘するところによると、これらの老舗企業は、現代のスタートアップ企業にとって貴重な洞察を提供しています。これらの老舗企業を調べて、長く生き残るビジネスの秘訣は何なのか、そして新しい企業がその教訓をどのように自身のビジネスに生かすことができるのか、考えてみてはいかがでしょうか。