ポッド内のヘルスケア：ドクター不要で全身チェック Health in a Pod

今回の記事は「ポッド内のヘルスケア：ドクター不要で全身チェック」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

After the CarePod makes a diagnosis, a real doctor, working remotely for Forward, prescribes necessary medications.

CarePod が診断を下した後、Forward が採用した医師が遠隔診療を行い、必要な薬を処方します。

 ボキャブラリー

 日本語訳

8×8フィートの小さなブースで、医師の立ち会いなしに全身スキャン、血圧測定、心臓や皮膚の健康チェック、メンタルヘルスの評価、血液検査を行い、あなたの健康状態を包括的に診断することができるとしたら？

お披露目は間もなくとされているこの診察ブース、サンフランシスコ、ニューヨーク、シカゴ、フィラデルフィアといった都市にあるショッピングセンターに行けば、あなたも経験できるかもしれません。デジタルヘルス企業Forwardは、最初に25のブースの運用を開始し、1年以内にその数を数千に拡大する計画を発表しています。

信じがたいでしょうか？これだけ聞くと、遠隔医療とそれほど変わらないと思うかもしれませんが、世界初のAIを活用した診察室「CarePod」について知るまで待ってください。（＝世界初のAIを活用した診察室「CarePod」について知ると、遠隔医療とは別物だということがよく分かることでしょう。）

スマートフォンでドアを開け、椅子に座り、目の前の大きな画面から様々なオプションを選択します。まずは大まかな健康状態を知るために全身スキャンが始まります。その後、用意されたアプリや医療キットを選びます。これには、ワイヤレスで遠隔操作できる生体モニター、心音の異常を検出するアプリ、皮膚がんを見つけるアプリ、不安やうつ病をサポートするアプリが含まれます。さらに、糖尿病、甲状腺、肝臓、腎臓などの健康状態をチェックするための無針の血液採取デバイスも用意されていますます。

しかし、医療において人間の医師を完全に置き換えることはできません。CarePod が診断を下した後、Forward が採用した医師が遠隔診療を行い、必要な薬を処方します。

Forward は、CarePod への無制限アクセスと遠隔診療を含む月額99ドルのサービスを提供する予定です。また、全米に17の対面診療クリニックも用意し、こちらは月額149ドルで提供される予定です。同社は最近、ソフトバンクからの支援を含む1億ドルの資金調達を実現しました。

このサービスには、賛成と反対の両方の意見があります。AIによる診断は、自分の健康状態について人間の医師とあまり話したくないと感じる患者にとって心理的な障壁を取り除いてくれるかもしれません。しかし、人間の医師は、機械では気が付けない患者の個人的な特徴や身体的特徴に気が付くことができます。

あなたはAIドクターと従来の人間の医師、どちらを好むでしょうか？