2022年のベスト科学技術 Best of science and technology in 2022

今回の記事は「2022年のベスト科学技術」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

In January, doctors achieved the first human heart transplant using a pig’s heart, which brought new hope to the 100,000 people waiting for organ transplants.

1月には、医師が豚の心臓を使った初のヒト心臓移植を実現し、臓器移植を待つ10万人の人々に新たな希望をもたらしました。

 ボキャブラリー

 日本語訳

ネガティブな出来事があると気持ちが暗くなってしまいます。2022年はその連続でした。しかし、アンテナを張っていれば、良いニュースもたくさんあるのです。私たちの住む地球や私たちの日常生活に影響を及ぼす問題や課題の解決に役立つに違いない、科学、技術、医学におけるこの1年間の偉大な成果のいくつかを覗いてみましょう。

2021年、コビド19に対する戦いにおいて予防接種が大きな役割を果たしたのは言うまでもないですが、ファイザーの「魔法の薬」パックスロビドは2022年2月に一般医療に届き、入院の可能性を89%減らし、「長いコビド」の症状さえ緩和させることに成功しました。

コビド以外でも、多くの医学的進歩がありました。1月には、豚の心臓を使った初のヒト心臓移植が実現し、臓器移植を待つ10万人の人々に新たな希望をもたらしました。3月には、科学者たちがヒトのDNAのマッピングを完了させ、これにより、老化、致命的な病、人類の進化に関する多くの謎が明らかになると言われています。9 月には、致死的な神経系疾患である ALS の新たな治療法が確立されました。11月には、1型糖尿病の発症を何年も遅らせることができる薬剤、テプリズマブがFDAによって承認されました。しかし、この画期的な治療法は、14日間で19万3,000ドルもかかります。

これまで定期的に技術分野の成果をシェアしてきましたが、2023年以降に大きな影響を与えるであろういくつかの成果を再確認しておきましょう。4月には、「アクシオン-1」が民間資金による初の有人ミッションとしてISSとのドッキングに成功しました。9月には、レイキャビク（アイスランド）の近くに、環境から4000トンの二酸化炭素を回収するキャパを持つ世界最大の二酸化炭素除去プラントがオープンしました。

経済の低迷、戦争、物資の供給難にもかかわらず、2022年は未来へ多くの教訓を与えてくれ、そして闘争、復興、回復の年として記憶されることでしょう。さあ、笑顔で今年に別れを告げましょう！