メタバースにおけるオフィス Office in the Metaverse

今回の記事は「メタバースにおけるオフィス」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

Virtual meetings are almost synonymous with Zoom calls.

バーチャル会議といえば、Zoomコールとほぼ同義である。

 ボキャブラリー

 日本語訳

バーチャルミーティングといえば、Zoomコールとほぼ同義だと言えます。現在、20万社以上の大企業に利用されており、市場支配力では他の追随を許さないようです。しかし、ちょっと待ってください。多くのリモートワークのスタートアップ企業がZoomの通話をはるかに超えるバーチャルスペースの開発に取り組んでいます。あなたのオフィス全体を家に持ち込み、仕事中いつでもボタンをクリックするだけですべての同僚と交流できるようになるのです。

事実上、あなたのオフィスはメタバースの中にあることになります。社員はZoomミーティングに付き合わされることなく、よりカジュアルでより効果的なコミュニケーションをとることができるのです。バーチャルオフィスは、物理的なオフィスでは当たり前で、Zoomミーティングではまったく欠けているもの、つまりオフィスの廊下やキャビンにいるワーカー同士のカジュアルな交流を与えてくれるのです。このようなインフォーマルな交流が大きな意思決定につながることは言うまでもありません。

リモートワークのスタートアップの1つであるRoamは、最近、仮想オフィススペースを構築するために4000万ドルを調達することに成功しました。そのベータ版はすでに公開されており、社員はRoam HQと呼ばれるオフィス全体を俯瞰することができるのです。物理的なオフィスと同様に、バーチャルルームにいる他の社員全員を見ることができ、誰かのアイコンをノックして自由に話せるかどうかを確認したり、マーケティング、財務、コンテンツなど特定のチームを選んで一緒に集まったりすることができます。CNBCの取材に応じたRoamのハワード・ラーマンCEOは、このプラットフォームのユーザーは、社員が必要なときにいつでもインフォーマルに交流できるため、正式な会議に費やす時間に大幅な減少をもたらすことができていると述べました。

こういった拡大するライバルに対応するため、Zoomはオンライン・ミーティングモデルの枠を超え、来年早々にZoom Spotsという終日ビジネス・プラットフォームを立ち上げる予定です。