消えゆく自動車修理工場 Fast-disappearing auto-repair shops

今回の記事は「消えゆく自動車修理工場」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

A survey also found that half of auto-repair shop owners in the US are 60 years old or older.

ある調査によると、アメリカの自動車修理工場のオーナーの半数は60歳以上であることがわかった。

 ボキャブラリー

 日本語訳

自動車整備士といえば、オーバーオールを着てレンチを持っている汚い人が定番のイメージ。しかし、自動車の性能が向上するにつれ、このイメージは急速に変わりつつあります。昔のクルマと違って、今のクルマは車輪の上にコンピュータが載っているようなものです。センサーやチップの複雑なネットワークが連動しているのです。

これらのマシンに何か問題が発生した場合、それを修理できる自動車修理工場を見つけるのは難しいでしょう。やっと見つけたうえに、修理に何時間も待たされることだってあるのです。

何千ドルもかけて自動車会社から正規の道具とライセンスを取得したショップは、ポルシェでもアウディでも、どんなトップブランドでも修理することができます。修理には、車輪を元の位置に戻すといった主な問題の解決だけでなく、ドライバーを助けるセンサーやカメラなどのシステムの再調整も含まれるからです。

ノースカロライナ州にあるL&N Performance Auto Repairの社長、Lucas Underwood氏は、Wiredの記事を引用して、自動車修理工場は車輪アライメント（状態）を直すための道具に約7万ドルが必要で、さらに車のセンサーやカメラシステムの付け替えのために約3万ドルが必要だと述べています。そうすると、車の所有者の修理代は必然的に跳ね上がってしまいます。

従来の修理工場のほとんどは、そのような大きな投資をする余裕がないのです。また、ある調査によると、アメリカの自動車修理工場のオーナーの半数は60歳以上なのです。彼らは定年退職が近づいているので、新しく高価な設備にお金を使いたがらないのです。2024年には、彼らのほぼ3分の1が職を失うことになってしまうと言われています。