ドライクリーニングは瀕死か？ Is dry-cleaning a dying business?

今回の記事は「ドライクリーニングは瀕死か？」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

Industry experts predict that 30% of all dry cleaners will close in the next 12 to 14 months.

業界専門家は、今後12〜14カ月でクリーニング店の30％が閉鎖されると予測している。

 ボキャブラリー

 日本語訳

これまで、パンデミックの影響を受けた様々な業界についてお伝えしてきました。ドライクリーニング業界はどうでしょうか？

点と点を結んでみましょう。

たしかに、ドライクリーニング業も2020年以降、急激な落ち込みを経験しましたが、倦怠期はもっと前から始まっていました。米国労働統計局のデータによると、2001年に27000以上あったランドリー・ドライクリーニングのサービス数は、2022年には16000強に減少し、年率2％の右肩下がりになっています。

米国では何年か前に、企業の役員たちが、オフィスファッションをカジュアルに変えるというトレンドを生み出し、それがヒエラルキーの下層にまで伝わりました。そのため、フォーマルなスーツやシャツのニーズが激減したのです。もう 1 つの要因は、環境汚染物質の取り締まりで、パークロロエチレンなどのドライクリーニング溶剤の使用が制限されたことです。3つ目は、韓国から移住してきた人たちが小さなクリーニング店を立ち上げたものの、ほとんどが定年退職したり、他の職業に転職したりしたことです。

業界専門家は、今後12〜14ヶ月の間にクリーニング店の30％が閉鎖されると予測しています。この予測は、最近になって証明されています。アイオワ市で106年間サービスを提供してきたバーシティ・クリーナーズは、今年1月に閉鎖されました。サンダーベイで最後のクリーニング店であるシュプリーム・クリーナーズは、雇用問題を理由に8月26日から私物の受け入れを停止しました。

しかし、下振れとはいえ、ドライクリーニングはなくなるわけではないでしょう。利益を維持するためにサービス料金が急騰するかもしれませんが、人々は引き続きプロの清掃サービスを必要とすると思われるので、業界は存続するでしょう。1840 年代にヨーロッパで導入されたドライクリーニングの技術が、より良い時代を迎えることを願うばかりです。