どの程度が多すぎるのか？ How much is too much?

今回の記事は「どの程度が多すぎるのか？」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

The study's results are important because they show that it might not be as hard to stop people from buying too much as most economists think.

この研究結果は重要です。というのも、ほとんどの経済学者が考えているほど、人々の買いすぎを止めることは難しいことではないのかもしれないことを示しているからです。

 ボキャブラリー

 日本語訳

理想の生活を送るために必要なお金を明示するように言われたら、あなたはどう答えますか？「可能な限り。」という答えもあるでしょう。そして、それは無限の欲望を持つという人間の普遍的な傾向であると考えられています。しかし、驚くべきことに、最近の調査によると、6大陸33カ国にまたがる大多数の人々が、自分の必要なものに妥当な額の上限を設定することができることが明らかになりました。

心理学研究者のポール・ベインとレナータ・ボンジョーンが行ったこの調査では、参加者に、すべての欲求を満たすために必要な金額を1万ドルから1,000億ドルの間で選ぶように求めました。その結果、調査対象国の86%のうちのほとんどの人が、すべての欲求を満たすには1000万ドル以下で十分だと感じており、いくつかの国の中には100万ドル以下でも満足できると答えた人もいました。アメリカでは、参加者の46％が1,000万ドル以下で満足と答えていますが、最高額の1,000億ドルを選んで無限の欲望を露にする人も少なくありませんでした。アルゼンチン、インド、ロシアでは、100万ドル以下でも満足と答えた人が大半を占めました。逆に、イギリスでは、ほとんどの人が1,000万ドルがいいと答えています。

この研究結果は重要です。というのも、ほとんどの経済学者が考えているほど、人々の買いすぎを止めることは難しいことではないのかもしれないことを示しているからです。有限の欲望を持つ人が多くいることで、国は自国の社会・経済構造や地球上の限られた資源を守るために良い政策をとることができるのです。