Driving in Nigeria ナイジェリアでの運転

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 解説

ナイジェリアはアフリカのほぼ中央に位置し、南部は大西洋のギニア湾に面する。

北と南の間には年間降水量500 - 1,500mmのサバナが広がる。

IMFの統計によると、2010年のナイジェリアのGDPは2066億ドルであり、日本の福岡県とほぼ同じ経済規模である。

ブラックアフリカで最初にOPECに加盟を果たし、アフリカ大陸ではエジプトと共にNEXT11にも数えられており、経済規模は南アフリカ、エジプトに次ぎアフリカ第3位と経済規模も大きい。

GDPの40%を石油に頼る過度の石油依存により、カカオを除く在来の輸出農業は衰退。さらに政治の腐敗、放漫財政とオイルブーム後の巨額の累積債務のため、経済は低迷を続けている。それにしてもGDPの4割を石油に依存できるというある意味で恵まれた国なのだ。

 ボキャブラリー

accident	noun	危害・損失などを伴う予期せずに起こった出来事。例えば自動車事故など。
vehicle	noun	ある場所から別の場所まで移動できる乗り物。例えば、車、トラック、自転車、バイク、バスなど。
equivalent	adj	同等の、等しい
figures	noun	数字
blame	verb	を責める、のせいにする

 日本語訳

交通事故はナイジェリアで3番目に多い死亡原因だ。世界保健機構によると、ナイジェリアは年間に車両10万台当たりに1042人の死亡者があると言う。これは世界でも最悪の死亡率の1つだ。アメリカとイギリスの同等の数字はそれぞれ15人と7人である。

悪い状態の道路と車の不十分な保守点検は、一因にすぎない。悪い運転が主な理由だ。「ほとんどの人は運転方法を知らず、道路標識さえ知らない」と、自動車教習所の教官は説明する。